あなたは、犬の散歩中に怖い思いをしたことはありませんか?突然のことで、飼い主さんが自分のワンちゃんを守るどころか危険な目に合わせてしまうなんて悲劇、絶対さけたいですよね。
この記事を読み終わる頃には、大事な自分の愛犬を守るにはどうしたらよいか考えることができるようになっているでしょう。
あなたは、自分の愛犬の一番の理解者になる第一歩を踏み出したのです。
犬の散歩中は危険がいっぱい!
急に大声を出してかけよってくる
子供や犬好きな方によくありがちです。
「わぁ~、かわいい」と言って走って向かってきたら、あなたのワンちゃんはどうでしょう?
まず、犬は大声をとても嫌います。そして、正面から向かってくる人(物)に恐怖を感じるでしょう。
突然なでようとする
フレンドリーなワンちゃんだとしても、いきなり、頭をなでられそうになったら、身の危険を感じると思います。
なぜなら、犬にとって頭は非常に大事な部分。犬以外でも動物であれば頭を守る行動をするほどですから。
要するに、頭上に手を出されたら身を守るための行動をしなくてはと本能的に判断するのです。
他の飼い主が自分の飼い犬を近づけてくる
散歩中よくあるのが、伸縮リードをめいいっぱい伸ばして犬を近づけてくる人です。
「ほらぁ、ご挨拶して」といいながら近づけてくる。
犬が苦手な犬だっているのです。
わたしも散歩中に経験することが多かったのがこのパターンでした。
ところが近づいてきた犬は、顔にしわがよって低くうなっていました。
これは、危険度大ですよね。
伸縮リードは制御がきかないばかりか、飼い主ははるか後ろにいるのですから。
犬が危険を感じて取る行動は身を守るための本能。
犬が危険を感じてとる行動
- うなる
- ほえる
- 噛みつく
- 逃げる
大きく4つの行動があります。
世に流通している犬のしつけマニュアルでは、これらの行動はすべて、「問題行動」として据えられています。
でもわたしは、犬の「問題行動」ではなく、犬が「身を守るための本能による行動」だと思っています。
「身を守るための本能による行動」だと考えを置き換えると、自分の犬は理由があってその行動をしているのだと理解できますよね。
上記の行動を、しつけマニュアルでは「問題行動」として、好ましくないので禁止してることがほとんど・・・。
ちょっと待ってください!
犬をしつけようと必死になるより、自分の犬がなぜその行動をするのか考えて、不安や恐怖をなくして安心させることが重要なんです。飼い主が、犬の気持ちに寄り添うことを忘れないでください。
犬の言葉を理解して、犬からたくさんのことを読み取ろう
犬はよく観察すると、とても色んなお話をしていますよ。挨拶もしてくれます。
よく観察してみてください。言葉を話せないかわりに、犬はボディーランゲージ=犬語を使うのです。
人もこのボディーランゲージを使って犬に話しかけたら、言葉が通じた!と思えることも。
わたしがいつも見ているドッグウォーカー博士のブログを参考にしてみて下さい。
犬を変えようとするのではなく、人が変わるのも大事なことだと気づくことができます。
犬の安全を守るのが飼い主の責任。飼い主ができることは?
しっかりリードをつけ、正しい固定方法を身につけよう
たまに、「リードをつけたら犬がかわいそうだ」などと言う人がいます。
それは違います!
リードは、犬の自由を奪うものではなく、犬の安全を守るものです。
伸縮リードは、今やとても人気のリードですが、おすすめできません。
リードは幅2cm程度だと固定しやすく、3mほどのロングリードが危険のない場所でのんびり散歩できるのでオススメです。
上の「リードの固定方法」の手の向きに注目してください。
女性に多いのですが、慌てたとき、左の写真のように手の甲を下にしてリードをつかんでしまう場合が多いのです。
この方法では力が入らず、リードを固定できません。
リードを固定する場合は、手の甲を上にするということを意識してくださいね。
これで、いざという時慌てません!
すっぽ抜けないハーネスの選定。首輪は首に負担がかかるのでNG!
犬と言ったら首輪が主流。中にはチョーカーといって、犬が前に出ると首が締まるタイプのものもあります。
人もそうですが、犬ももちろん首は大事な部分なのです。
首輪はチョーカーは、犬の首にとても負担がかかるのです。
自分の犬が、散歩時引っ張っていうことをきかないんです。というお悩みはよくききます。
それはどうしてでしょう?
犬は、首輪はやチョーカーで首が苦しく、その苦しさから逃れるためにひっぱるのです。
犬の首に負担がかからないのは幅広のハーネスです。
よいハーネスの選び方
- 首をしめつけない
- すっぽ抜けない
- 幅広でソフトで体にフィットする
ぜひ、3つのポイントを満たしたハーネスを選んであげて下さいね!
意思表示をはっきりする
散歩中、「うちの犬は触られるのが嫌いです。」、「うちの犬は、よその犬が苦手です」、「怖がりなので」
などはっきり意思表示をすれば、自分の犬を危険な目に合わせることも少なくなるでしょう。
ですが、突然のことで、言うタイミングがない場合もありますよね。
知らない人に意思表示がしにくい場合もあります。
そんなときはあらかじめ、お散歩中のメッセージワッペンで相手に意思表示すればいいのです。
相手の方が前もってこちらのメッセージを受け取ることで、散歩中の悲しい事故を減らすことができます。
犬と一緒にパニックにならないこと
飼い主の不安はもちろん犬にも伝わります。
飼い主が不安になっていたら、犬は「飼い主を守らなきゃ」と更に行動を起こそうとします。
犬が身の危険を感じて行動を起こしそうになった時点で、落ち着いて対処して危険や不安を取り除く。
それが飼い主の役目です。
普段から、落ち着いて犬を観察する習慣をつけていれば大丈夫!
「自分の犬の理解者は飼い主である」ということを忘れないでくださいね。
まとめ
Twitterで、散歩中の事故が多いことを知り、悲しい気持ちになりました。
飼い主さんの痛みがとても伝わってきて、少しでも散歩中の事故が減らしたいと思いました。
わたしは、犬のしつけというものをほぼしません。犬の「問題行動」は、そもそも本能からくるもので、必ず理由があるのです。
だいたいのことは、飼い主側の行動を変えることでクリアできます。
ただし、これをやったらすぐ直ったなどの眉唾物の方法はありません。
犬の気持ちに寄り添うことを忘れない。そして、お互いを尊重し合うことが大事です。
飼い主が犬の安全を守って、楽しくゆったりお散歩していきましょう。
今後も犬についてのことを書いていきたいと思います。
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