愛玩動物飼養管理士1級のゆーたんです。
2021年5月に猫ののんちゃんの里親になりました。
9月に生後半年を迎えたのんちゃん、ついに避妊手術の日を迎えました。
猫の避妊手術について、猫の飼い主さんの参考になればと思い記録します。
猫の避妊手術前に準備しておいたほうがいいもの
のんちゃん、エリザベスカラーがどうしても無理で、わたしのお手製術後服もすぐ脱げて…。
Amazonで術後服買いました。
ピッタリでよかった😊
頑張ったご褒美の猫じゃらしでリハビリしました💨 pic.twitter.com/Hd3FAV25CN— れんちゃんとのんちゃんとかあちゃん(ゆーたん)@愛玩動物飼養管理士1級🐾 (@POMEKKO_LOVE) September 4, 2021
今回ののんちゃんの避妊手術であらかじめあった準備しておけばよかったと思ったもの。これから、猫の避妊手術を受ける予定の飼い主さんの参考になったらうれしいです。
猫用術後服
術後服を選ぶ際のポイント
猫は、背中を何かで覆われると歩けなくなって、パタンと倒れたりするんです。術後着を突然着せられたのんちゃんは、何回も転び、まともに歩けず本当に驚きました。かわいそうにもなりました。避妊手術前に術後着を準備して、着せて慣らしておくと、避妊手術後、スムーズに術後着で過ごしてくれるはずです。
以前飼っていたスコティッシュフォールドは、避妊手術後、傷口の糸を引っ張りまくって、再度縫わなくてはいけなくなったことがあったので、わたしも母も相当神経質になっていました。
術後服のおかけで、安心して過ごせるようになりました。そして、とにかくかわいい術後服。
ちなみにのんちゃんが着用してとてもよかった術後服はこちらです。
しっかりした作りで、お腹まわりはガーゼでできていました。後ろ足は穴をくぐすことがなく、マジックテープでワンタッチ装着です。
のんちゃんは全く嫌がらず着てくれましたが、背中部分が白くて汚れやすかったので、背中が色のついたデザインがオススメです。
参考までに・・・、2.43kg、生後6か月ののんちゃんは、SSサイズがちょうどよかったです。
リハビリ、気を紛らわすためのおもちゃ
家にあるお気に入りのおもちゃは、興味を示すことがなくなっていたので、職場の同僚にすすめられた猫用おもちゃを購入。リハビリや気を紛らわすためにプレゼントしました。わたしの腕がちぎれそうになりましたが、のんちゃんが喜んでくれるならと必死でおもちゃを振りまわしました。今までにないほど喜んでくれたおもちゃはこれです。猫のおもちゃは消耗品です。わたしはこれを4種類購入しました。セロファンの羽根のパタパタという音がとてもよかったみたいです。
猫の避妊手術前にやっておくこと&かかった費用
のんちゃん、ワクチンしてきます。ニャーニャー言ってます。
がんばれ、のんちゃん。 pic.twitter.com/qceJsGBPdu— れんちゃんとのんちゃんとかあちゃん(ゆーたん)@愛玩動物飼養管理士1級🐾 (@POMEKKO_LOVE) June 9, 2021
健康診断(2021.6.9)
のんちゃん、我が家にやってきて11日目に健康診断に行ってきました。
体重1.24kg
【健康診断にかかった費用(参考)】
項目 | 金額 |
初診料 | 1,100円 |
便検査 | 600円 |
ウィルス検査 | 4,400円 |
駆虫薬(ブロードライン) | 1,400円 |
合計 | 7,500円 |
- 便検査
便は、トイレの砂がついていても検査できますよとのことだったので、朝一番にしたであろうと思えるウンチをトイレから回収してビニール袋にいれ、病院の受付に提出しました。
本当は、この時混合ワクチンを接種するつもりでいったのですが、便検査で回虫が出てしまい、ワクチン接種は延期となりました。
正直、回虫が出たと言われた時はショックでした。おそらく、母猫からもらったものだろうと先生から言われましたが、回虫の怖さは猫のうんちを介して人にも寄生するということです。猫のトイレにウンチをためておかないで、すぐ掃除する。手洗いの徹底を先生からアドバイスされました。その他、かわいいからと言ってキスしたりしないように気をつけました。
人間は、その回虫にとっては、本来の宿主ではないので、感染後、成長することはありませんが、体の組織中に殻をつくって、数カ月生存しつづけます。その間に、体の免疫力が落ちると、アレルギー反応が起きたり、目や神経などに好酸球性肉芽腫ができたりします。
相談者のご主人も、100%感染していないとは言いきれませんので、もし、体の具合が悪いと感じることがあったら、その症状に合わせて、眼科や呼吸器科、内科などを受診してみてください。最後に、どんなに愛猫がかわいくても、口同士の接触はやめるようにおすすめします。猫は自分の体をなめてグルーミングするので、口の中にはさまざまな雑菌がいます。そして、人間が猫にうつす病気もあります。お互いの健康のために、猫には他の方法で愛情を表現してあげてください。
引用:花王 猫のよくあるご相談
- ウィルス検査(血液検査)
猫白血病ウィルス抗原と猫免疫不全ウイルス抗体の検査は陰性。検査結果が出るまで、15分程度
- 体重測定
のんちゃんは1.24kg。回虫のせいなのかやせすぎているので、たくさん食べさせるようにと先生から言われてきました。確かに、あばら骨が浮き出ている感じがありました。
初めての病院で、キャリーケースに入れたときから割と大きな声で鳴いていました。採血で体を押さえつけられて、「ギャーッ」と言いました。初めてのことです。駆虫薬を後頭部に滴下するときは、かなり長い間押さえつけられたので、のんちゃんは、逃げようと暴れました。唸る、噛む、引っかくなどの行為はありませんでした。
3種混合ワクチン2回接種(1回目 2021.6.17,2回 2021.7.17)
【ワクチン接種にかかった費用(参考)】
項目 | 料金 |
3種混合ワクチン接種(1回目) | 4,400円 |
3種混合ワクチン接種(2回目) | 4,400円 |
合計 | 8,800円 |
のんちゃんは、生後3か月になるところでお迎えをしました。元の飼い主さんに聞いたところ、ワクチンは未接種とのことでした。避妊手術前に、混合ワクチンを2回接種しておきます。
本来、生後2ケ月で、1回目の接種、生後3か月で2回目の接種なのだそうですが、のんちゃんはもうすでに3か月だったので、生後3か月で1回目、1ヶ月間隔を空けて、生後4か月に2回目を接種しました。
- 6/17 生後3か月 体重 1.65kg 1回目 3種混合ワクチン接種
- 7/17 生後4か月 体重 2.05kg 2回目 3種混合ワクチン接種
相変わらず、キャリーに入れてからニャーニャー鳴きました。診察が終わると、ごはんもりもり食べてました。
避妊手術前の血液検査(2021.8.26)
体重 2.43kg
【避妊手術前にかかった費用(参考)】
項目 | 金額 |
血液・生化学検査 | 4,510円 |
避妊手術を1週間前に控えた8月26日の朝、避妊手術前の血液検査。前日20時までに食事を終えて絶食状態で動物病院へ行きました。血液検査なのになぜ絶食なんだろう?と思い、先生に聞いたら、絶食したほうが検査結果が正確な数字が取れるからだそうです。
なるほど。そうですよね。
検査結果は15分後くらいに出ました。
結果、ALPの項目が基準値を超えていました。ALPが基準値よりも高いことで考えられる病気は、
検査結果にはどうしても敏感に反応してしまいます。3月に亡くなったれんちゃんもALPの値が悪かったから・・・。のんちゃん、もしかして、病気なの?どうしよう?色々な思いが一気に駆けめぐりました。
ALPは、1歳未満のネコで、27~398が基準値。それに対してのんちゃんのALPの値は398。
先生は、のんちゃんの場合、今骨が盛んに成長している時なので値が高く出たんでしょうと説明してくださいました。血液検査の結果、のんちゃんは問題なく避妊手術が受けられるということが分かりました。
絶食をしたことがないのんちゃん、20時以降エサを全て片付けてしまったので、夜、エサを探してさまよっていました。ごめんね、のんちゃん。採血はおりこうさんでした!採血後は、もってきたチュールを1本完食♫よく頑張りました。
血液検査の1週間後、避妊手術を受けた(2021.9.2)
今日は、9時に避妊手術を終えたのんちゃんをお迎えにいきました。もう、何日も会ってないかのような気持ちでした😅
ばあちゃん、エリザベスカラーがかわいそうと外したら、のんち、傷口舐めたがって、ドタバタしました💦
術後服、準備しておくんだった😭
抗生物質入りごはんをもりもり食べて元気です❣ pic.twitter.com/DwsCf1bsUO— れんちゃんとのんちゃんとかあちゃん(ゆーたん)@愛玩動物飼養管理士1級🐾 (@POMEKKO_LOVE) September 3, 2021
【避妊手術にかかった費用(参考)】
項目 | 金額 |
子宮・卵巣摘出手術(1泊入院費用、麻酔、注射、内服薬含む) | 17,600円 |
エリザベスカラー貸出代 | 2,000円 |
合計 | 19,600円 |
前日の20時までに食事をる
のんちゃんは、カリカリのちょい食べを頻繁にします。猫の習性ですよね。1日3回水分補給を兼ねてウエットフードを少量あげていますが、19時頃、ウエットフードをあげた後、すべてのごはんを片づけました。のんちゃん、ごめんね・・・。
翌朝9時に避妊手術のため、動物病院へ
キャリーケースから洗濯ネットにうつされたのんちゃんとお別れ。1泊入院となりました。避妊手術当日、はじめてのんちゃんと離れてずっとのんちゃんのことを考えていました。のんちゃんが家族になってから、約2ケ月。すぐに我が家になじんで、家族に甘えることも覚えて。あっという間に家族の一員になっていたんだなぁ。
18時30分頃、のんちゃんは無事に避妊手術を終えただろうか?と思い、動物病院に電話をかけました。
「のんちゃん、無事に手術終わりましたよ!」
と聞き、本当にホッとしました。明日は病院開院と同時にお迎えいくからね。早くのんちゃんに会いたいなぁという気持ちでいっぱいでした。
猫の避妊手術後は傷口をなめないように注意!!
のんちゃんの術後服、お兄ちゃんの着なくなったニットの袖で作ってみたら、ぴったりかも! pic.twitter.com/YodvkhLwQq
— れんちゃんとのんちゃんとかあちゃん(ゆーたん)@愛玩動物飼養管理士1級🐾 (@POMEKKO_LOVE) September 3, 2021
術後服を自作してみて、ぴったりかも、と言った直後にスルッとぬげてしまい、全然ぴったりではありませんでした(笑)
朝9時にのんちゃんをお迎えに
エリザベスカラーをつけられたのんちゃんは、キャリーケースに入れられました。看護師さんから「のんちゃんとてもおりこうさんですね。」と言われて、うれしくてニンマリ。「ただ、朝ごはんは食べられませんでした」との事。
家に帰ったらたくさんごはん食べようねと声をかけ、帰途につきました。
エリザベスカラーが嫌で大暴れ
エリザベスカラーをつけたのんちゃんは、バックして歩くことしかできず、トイレもごはんも無理。そして、取ろうと大暴れ。かわいそうになった母がエリザベスカラーをとりました。その後、ごはんを食べ、水を飲み、トイレにも行きホッとしたのもつかの間、のんちゃんは傷をなめ始めました💦
ネットを見て術後服を作ってみるもすぐ脱げる
慌てて、ネットで猫の術後服の作り方を調べて、Tシャツや、ニットを切って術後服を作って着せてみるも、気づくと脱げて傷口をなめようとしているではありませんか!
「あっ、ダメ!」と言ってのんちゃんをだっこする母は夕方までに疲れ果てていました。
のんちゃん、避妊手術後の傷の経過と様子
避妊手術後、7日後

避妊手術から1週間後、傷口を確認してみました。まだ、心配です💦
術後服をためしに脱がせたら、すぐに傷口をなめだしたので、慌てて術後服を着せました。
引き続き、術後服を着ることにしました。
避妊呪術後、11日経過

劇的に傷が小さくなりました。傷口がかさぶたになってきました。術後服に慣れたとは言え、自由が奪われたからかストレス行動と思えるような、過度の毛づくろい、突然の暴走があったので、一旦術後服を脱がせることにしました。
傷の盛り上がりは、徐々によくなるとのこと。上と下に糸の結び目のようなものが見えます。糸は吸収されるタイプのもので、抜糸は不要とのこと。糸は1ヶ月ほどかけてとけるそうです。
のんちゃんは、傷はほとんど気にしなくなり普段通りの生活ができるようになりました^^
避妊手術後22日経過(2021.9.24)
傷口は、うっすら毛が生え、全く気にする様子もなくなりましたが、のんちゃんの様子がこの頃おかしいのです。
玄関で、大きな声で「にゃおーん、にゃおーん」と鳴き続けるようになったのです。
様子からして、発情期・・・。
手術したのに??
避妊手術後、少し情緒不安定ぎみだったので現在様子を見ています。
ちなみに、のんちゃんの鳴き声で近所のオス猫さんが我が家の敷地に毎日やってくるようになりました💦
引き続き、のんちゃんの様子を見守ります。あまり続くようなら動物病院を受診します。
愛猫のんちゃんの避妊手術にかかった費用は?

避妊手術にかかった費用総額
項目 | 金額 |
健康診断 | 7,500円 |
3種混合ワクチン2回 | 8,800円 |
避妊手術前検査 | 4,510円 |
避妊手術(エリザベスカラー貸出料金含む) | 19,600円 |
術後服1着 | 3,400円 |
猫のおもちゃ 4種 | 1,700円 |
エリザベスカラー返却 | -2,000円 |
合計 | 43,510円 |
避妊手術の前後含め、のんちゃんの避妊手術にかかった費用は、43,510円でした。動物病院によってそれ以上かかる場合もあります。これから、子猫を迎える方、猫の避妊手術の予定がある方は参考にして下さい。
自治体や獣医師会で避妊手術の助成をしている場合がある
お住まいの自治体や獣医師会で避妊手術の助成事業をしている場合があるので、避妊手術前にしっかり調べておきましょう。先着順で助成する自治体もあるようなので、予定が決まったら早めに申込みをしましょう。

愛猫のんちゃんの避妊手術の記録 まとめ
のんちゃんのことは全て写真や動画、ブログで記録していくと宣言したのに、いざとなるとバタバタして写真を撮り忘れたりしています。せめて、記憶が消えないうちに、ブログに書き残しておくことにします。
母が、術後服を脱がせたり、着せたり、傷口をなめているのんちゃんを制止したりと、一生懸命お世話していました。結果、避妊手術後11日経過した現在、のんちゃんは、「ばあちゃん嫌い症候群」になっています。だんだん、また、ばあちゃん大好きのんちゃんに戻るとは思いますが、今は、ちょっと寂しいですね。でも、ばあちゃんいないと、「にゃーにゃー」言ってるんですよ(笑)
今後ものんちゃんの成長やかかった費用などを記録していくのでお楽しみに♫
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