れんちゃんのかあちゃん、ゆーたんです。
今日はれんちゃんの大好きだった大根についてお話していきます。
おはよう。
だいこんうまいな。れんちゃんより
#秘密結社老犬倶楽部天国支部 pic.twitter.com/4dN8Leaa3j— れんちゃんとのんちゃんとかあちゃん(ゆーたん)@愛玩動物飼養管理士1級🐾 (@POMEKKO_LOVE) March 31, 2021
- 犬に大根を食べさせていいのかな・・・
- どのくらいの量をあげていいのか分からない・・・
- 大根のどの部分をあげればいいの?
Twitterでは、たびたびれんちゃんが大根を食べる様子をシェアしてきました。
れんちゃんが大根をシャリシャリ食べる様子はとってもおいしそうだしうれしそう!
野菜が嫌いだったれんちゃんが大根を食べれるようになって、かあちゃんはとっても感激でした。
「うちの子にも大根を食べさせてみようかな」という声がたくさん聞かれました。
でも、同時にあげたことのない食べ物をあげる時は悩むし、心配になりますよね。
愛犬は大事な家族だから、悩んで当然!
結論から言うと、大根は犬にとって有害な成分は含まれていないので大根をあげても大丈夫な食材です。
なかなか水分をとってくれない子の水分補給にとても適しています。
食物繊維が豊富なので便秘解消にも役立つんです。
ただし、愛犬に大根を与える場合には注意点を守って与えることが大切です。
- 大根の成分や効果
- 大根をあげる際の注意点や与え方
- 新鮮な総合栄養食の重要性



大根の成分は?犬にあげるとどんな効果があるの?
100g当たり | 大根 | キャベツ | にんじん | きゅうり |
エネルギー(kcal) | 15 | 21 | 30 | 13 |
水分(g) | 94.6 | 92.7 | 89.7 | 95.4 |
カリウム(mg) | 230 | 200 | 270 | 200 |
ビタミンC(mg) | 11 | 41 | 6 | 14 |
食物繊維(g) | 1.3 | 1.8 | 2.4 | 1.1 |
引用元:「食品成分データベース」(文部科学省)
食物繊維がとっても豊富!
大根は意外にも食物繊維がとても豊富なのが分かります。
直接栄養素となることはないのですが、食物繊維は腸のお掃除やさんと言われ便秘解消にも役立つのです。
健康で長生きするには、腸の健康がとても大事です!
だって、食べ物を消化吸収してエネルギーに変える大事な部分ですから。
大根の身の部分だけではなく、葉にもたくさんの食物繊維が含まれています。大根の葉は細かく刻んで熱を加えて与えましょう。
カリウム
大根にはカリウムが豊富に含まれています。
腎臓の疾患のある犬が、カリウムを過剰に摂取すると心臓に負担がかかってしまうので注意してください。
ビタミンC
え?大根にビタミンCって入ってる?と思う方も多いと思います。酸っぱくないですもんね・・・。
ところが、意外にも大根にはビタミンCが100gあたり11mgも含まれているんです。
酸っぱい=ビタミンC 豊富とは限らないということですね。
低カロリーな大根はビタミンC摂取にとても適しています。ビタミンC豊富なフルーツはカロリーが高めなので注意しましょう。
酵素
大根にはアミラーゼやプロテアーゼと呼ばれる酵素がたくさん含まれています。
大根は火を通してしまうと、消化酵素が分解されてしまうのでもったいないのです。
食物は摂取したからよいというわけではなく、消化し吸収されて初めてエネルギーになるんです。
大根の酵素を最大限取り入れることで、食物を効率よく消化吸収する助けになるわけです。
胃腸や肝臓、腎臓への負担を減らすと言えます。
ワンちゃんは調子が悪いとごはんを食べずに寝ていることってありますよね。それは、消化酵素を使わないようにしているのです。
酵素を温存して、自然治癒力や免疫力を高めようとしてるんですね。

水分がたっぷり

大根の約90%は水分でカロリーも少ない!カリウムも豊富でワンちゃんの水分補給に適しています。
犬が脱水症状を起こすと体の水分とカリウム、ミネラルが失われてしまう!
カリウムが不足すると、ワンちゃんはけいれんを起こしたり、不整脈を起こしてしまったり危険な状態になります。
殺菌作用のある「イソチオシアネート」

「口臭がなくなった」
れんちゃんが、大根を食べるようになって一番感じたことです。
シニア期になって歯石が気になるお年頃となったれんちゃんは、9歳をすぎたあたりから息がくさくなってきたのです。
れんちゃんといえば顔回りのお世話はNGな子。中でも歯みがきは絶対NG。とっても困っていました。
ところが、大根をおやつに食べるようになってから息が全くにおわないんです。
大根の「イソチオシアネート」という成分の殺菌作用がれんちゃんのお口の環境も整えてくれたといえますね!
歯周病にかからずいられたのは大根のおかげなのかなと感じています。

愛犬に大根を与える時の注意点は?

最初は少しずつ様子見ながら
ワンちゃんに初めて与える食べ物は、少しずつ様子を見ながら与えるのが大事です。
ワンちゃんにも食物アレルギーがあるからです。
うんちの状態はどうか。下痢や嘔吐、皮膚に赤みやかゆみが出ていないかどうかなど確認しながら与えてください。
もし少しでもワンちゃんに異常を感じたら、大根を与えるのを中止してすぐに獣医さんに相談しましょう。
大根を与える量の目安は?食べ過ぎに注意!
犬の体は野菜を大量に消化できる構造ではないので一度に大量にあげると消化不良を起こしてしまいます。
1日の目安の量を超えないように気を付けていきましょう。
大根の与えすぎは、摂取が必要な栄養素やエネルギーのバランスが崩れて肥満や病気の原因になったり、カリウムの過剰摂取となる可能性があるので要注意!

大根のどの部分をあげたらいいの?辛い部分は与えてもいいの?

大根の辛味の成分は「イソチオシアネート」からきています。
大根の先端(図④)の部分に「イソチオシアネート」が多く含まれています。
実はこの辛味成分は、大根の細胞が壊れるときに生成されるんです。
ということは、最大限「イソチオシアネート」が発生するのは大根おろしですよね!
大根の辛味成分の「イソチオシアネート」は、殺菌効果や発がん抑制効果があると言われています。
がん予防になるのであれば、大根の辛い部分をたくさんあげたくなりますね💦
大根の辛味成分は、胃腸の調子を崩しているワンちゃんには刺激が強すぎるので与えすぎに注意して下さい。
図②の葉に近い部分は、甘みが強くておいしい部分ですが、とても固いのでとても細かく刻むかおろして与えましょう。
図③の中央部は甘くてやわらかい部分なので、ワンちゃんに与えるにはとても適していますよ。

イソチオシアネート(Isothiocyanate)とは、-N=C=Sという構造を持つ物質の総称であり、イソシアネートの酸素原子を硫黄原子で置換することによって得られる。アブラナ科の植物にしばしば含まれるアリルイソチオシアネートはカラシ油に含まれ、辛味の原因となっている。エドマン分解ではアミノ酸の配列の解析に用いられる。2020年時点、がん予防に効果があるとして研究されている[1]。
与えるときは生であげるのがオススメ!「酵素」も取り入れられる
れんちゃんには、大根は皮ごと輪切りで与えていましたが・・・。

ワンちゃんに大根を与えるときは皮をむいて、食べやすい形にカットしてあげましょう。
小さなワンちゃんは特にのどに詰まらせてしまうことがあるので注意が必要です。
大根を生で与えることのメリットは、ずばり「酵素」を摂取できること!
「酵素」は加熱にとても弱く、大根に火を通してしまうとせっかくの効果が弱まってしまいます。更に大根おろしにすると、おろしたときに細胞が壊れたときにごはんに大根おろしをトッピングするのもオススメ!
ワンちゃんに大根をあげる時のQ&A
Q.ワンちゃんに大根のどの部分をあげればいいの?
A.葉っぱに近い部分が甘くて辛味が少ないです。
根っこの部分に多い辛味成分は胃腸に刺激が強いので、ワンちゃんには葉っぱに近い部分から中央部をあげましょう。(図参照)
Q.大根の葉っぱはあげていいの?
A.大丈夫です。大根の葉にはカリウムや食物繊維、βカロテンが豊富に含まれていています。
ただし、食物繊維が豊富で消化しにくいので細かく刻んで火を通してあげて下さい。
Q.切干し大根はあげてもいいの?
A.切干大根は栄養分が凝縮しています。食物繊維やカルシウムも豊富です。
与える場合はしっかり水で戻してから、細かく刻んで与えましょう。
ワンちゃんに大根を与えてはダメな場合は?
ワンちゃんが調子を崩してしまった、アレルギーかも!
大根を与えて下記の症状が出た場合は、アレルギーの可能性があります。
すぐ大根を与えるのを中止して、かかりつけの動物病院を受診してください。
上記の症状が現れた場合は、大根を与えるのはすぐ中止してかかりつけの獣医さんに相談してください。
大根に限らず初めての食べ物を与える場合は少量与えて様子をよく観察してください。食物アレルギーの大きなリスクを予防することができます。
腎臓疾患がある
腎臓の悪いワンちゃんはカリウムとナトリウムの摂取量の調整が必要で、大根を与えると摂取量のバランスが崩れる可能性があります。安全のため、大根を与えないほうがよいです。
腎臓に疾患があるワンちゃんの場合、タンパク質を抑えた食事が必要になります。タンパク質の制限によってカリウム不足になる為、療法食によってカリウムをコントロールしていきます。
甲状腺疾患がある
大根に含まれる「ゴイトロゲン」は、ヨウ素の吸収を阻害する働きがあると言われています。
甲状腺疾患があるワンちゃんの甲状腺ホルモンの分泌に異常が出て悪影響を及ぼす可能性があるので、甲状腺疾患があるワンちゃんに大根は与えてはいけません。
【犬のごはんで悩んでいる飼い主さんへ】犬には新鮮な総合栄養食が大事!
今まで犬に大根を与えることについてお話してきました。
1つの食材ではもちろんワンちゃんの健康や長生きにはつながりません。
ワンちゃんの種類、性別、年齢、運動量に応じて必要な六大栄養素を最適カロリーを与えることがとっても大事です。
まずは愛犬の1日の最適カロリー数を知りましょう。
いくつかの質問に答えるだけでとっても簡単!
ペットフード診断はここでできます⇒PETOKOTO FOODS
- いつも同じドッグフードを与えているけどいいのかな
- ワンちゃんがなかなかごはんを食べない
- 手作り食100%だから安心?
- どのドッグフードがいいのか分からない
ドッグフードの悩みはつきませんね。「新鮮なごはんは犬の寿命を3年のばす」との研究結果があるんですって。
人間もできるだけより新鮮な食材を選んで食事をしていますよね。
ワンちゃんはごはんを自分で選ぶことができません。飼い主さんから与えられたごはんしか食べられないのです。
実は、毎日の手作りごはんの栄養が偏っていて、ワンちゃんが体調を崩してしまうということもあるんです。
ワンちゃんも家族の一員。バランスの取れた新鮮なごはんをあげワンちゃんの「健康寿命」をのばしてあげましょう。
愛犬に大根を与えても大丈夫なのか まとめ

結論、「犬に大根をあげても大丈夫」ですがやはり注意点や与え方を守ってあげていきましょう。
ワンちゃんに与える食べ物は、大根に限らず飼い主側が知識を持って与えることが大事なんですよね!
正直、れんちゃんには何も考えずに大根を与え始めました。
とにかく野菜を食べてくれたことのうれしさが勝ってしまったんですよね💦
ワンちゃんに初めて与える食べ物は慎重にいかないとだめですね。
わたしは、ワンちゃんと飼い主さんに役立つ情報を発信していくとれんちゃんと約束しているので、不器用ながらも今後も書いていきたいと思います!
れんちゃんのかあちゃん、ゆーたんの応援を宜しくお願いします。

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