れんちゃんのかあちゃん、ゆーたんです。
愛犬の車椅子って高いですよね。なかなか勇気のいる買い物です。
でも、足が不自由なワンちゃんにとって車椅子は絶対必要なんです。
わたしの愛犬れんちゃんは、1歳半のときに交通事故に遭い、以来8年間も車椅子を毎日使いました。
愛犬の事故やヘルニアなどが原因で、後ろ半身麻痺になったらぜひ車椅子を準備してあげて下さい。
犬用車椅子を買いたいけどどれがいいか迷っている方、高額すぎて買えなくて困っている方、買った後もフォローしてほしい方がこのブログにたどり着いてくれることを願っています。
犬用車椅子を選ぶ際の選択肢の1つになればと思い、この記事を書きました。
2021年3月、愛犬のれんちゃんは虹の橋を渡りました。詳しくはこちらをご覧ください。
愛犬れんちゃんが車椅子犬になった理由
れんちゃんが交通事故にあってしまった
2012年2月事故は起きてしまいました。
小学生だった息子とれんちゃんは毎日、家の裏の畑で追いかけっこをして遊んでいました。
映像は2012年1月に撮影したものです。れんちゃんがけがをする前の唯一の動画です。
事故が起きたその日も、息子とれんちゃんは家の裏の畑で遊んでいました。
家の前は交通量の多い道路が通っていて、日ごろから息子にリードを離して遊んではいけないよと話していました。
ところが、一人っ子の息子はれんちゃんとの外遊びが楽しくて楽しくて仕方なかったのです。
ここからは息子から聞いた話です。
追いかけっこで興奮したれんちゃんは、家の前の道路に飛び出してしまいました。
息子は、「れんちゃんおいで」と呼び戻そうとしました。
れんちゃんは呼んで戻ってくる途中に車とぶつかったようでした。
「キャン!」
息子はれんちゃんを見に行ったら、ブルブル震えて鼻血も出ていたとのこと。
息子は、2月の寒い中、玄関の前で震えるれんちゃんをずっと抱きしめていました。
なかなか家に入ってこないので、ばあちゃんが心配して外に見に行って、れんちゃんが交通事故にあったことを知ったそうです。
その日わたしは仕事で不在だったのですが、仕事中に息子から電話。
「れんが事故にあっちゃった」
すぐかかりつけの病院に電話して事情を説明して、れんちゃんを連れて病院に連れていきました。
れんちゃんを連れて病院に
ぶるぶる震えているれんちゃんを連れて病院に行きました。
検査と内臓の損傷があると大変なので、様子見で1泊入院となりました。
れんちゃんにかわいそうなことをしてしまったと思い涙がでました。
翌日検査結果を聞きに病院へ
レントゲンの結果骨折などはなく、骨も内臓も異常がないとのことでした。
そして、事故当日の夜は、震えながらもご飯をもりもり食べたよと先生から言われてホッとして連れて帰りました。
れんちゃんがまさか歩けないとは思いもしなかった
れんちゃんを家に連れて帰ったけれど、いつまでたってもれんちゃんは歩きませんでした。
もしかして、後ろ足、治らないの?
おしっこも自分でできず、家の床はおしっこを引きずった跡でいっぱいになりました。
でもこの時はまだ、れんちゃんはまた歩けるようになると信じていました。
獣医の先生に相談

病院で治療をうけた後のれんちゃん
先生もまたれんちゃんが歩けるように最善を尽くしてくれました。
電気、リハビリ、針、治療の日々を過ごしました。
先生は、れんちゃんのために電気の治療器具を購入してくれたっけ。
れんちゃんは、幸い、動物病院が好きで、他のワンちゃん、ねこちゃんも大好きで喜んで通っていました。
先生に、圧迫排尿の方法やシャンプーの方法を教わって家でやってみるもれんちゃんを怒らせるばかり。
れんちゃんは、おしっこまみれ、うんちまれで親子共々疲れ切ってしまいました。
れんちゃんが交通事故にあってから我が家の環境は一変しました。
車椅子を購入しようと思ったきっかけ
犬の車椅子をテレビで知った

家の中にいてつまらなそうなれんちゃん
介護状態のれんちゃんは、自分の思うようにならないので噛み噛み犬になっていました。
おむつをしようものなら唸って噛みついて。
わたしは、手も足も噛まれて傷だらけでした。
そんな時、家族でいつもみていた『天才!志村どうぶつ園』で、脱サラして犬の車椅子を作っている忠さんという方がいることを知りました。
車椅子を身につけたワンちゃんは、それはもううれしそうに散歩していました!
犬の車椅子を作っている忠さんが本を出版した
ほどなくして、犬の車椅子を作っている忠さんが本を出しました。
さっそく、『もう一度、ハッピーになった車椅子犬たちの物語』を読んでみることにしました。
活字は大きめ、車椅子を準備してもらって楽しそうに散歩するワンちゃんたちの姿が実話と写真で載っていました。
本を読み終わるころには、漠然と犬用車椅子を買いたいと考えるようになっていました。
愛犬れんちゃんがさらに暴れん坊に
家で前足だけで歩くれんちゃんのストレスははかりしれません。事故後、2か月間は外にはほとんど出しませんでした。
おしっこが溜まってくるとお腹が重苦しくなるのか、れんちゃんはさらに怒りっぽくなりました。
タオルで後ろ半身を吊って歩かせたりしてみても、れんちゃんはお気に召さず怒っていました。
そりゃそうだよね、行きたいところにいけないんだもの。
家の中で荒れ放題のれんちゃんに家族も疲れ切っていました。
わたしは、圧迫排尿を上手にできるようにならなくてはといっぱいいっぱい。
わたし以外の家族を受け付けなくなってしまったれんちゃんに途方にくれました。
でも一番つらかったのはれんちゃんだったよね。
本当は家族大好きだったもんね。
愛犬 れんちゃんの車椅子の選定と車椅子ができるまで
犬用車椅子の選び方の条件
- 軽いこと
- 寸法があっているか
- 微調整が可能か
- リハビリになるか
- 疲れないか
- 丈夫か
- 低価格
毎日、2台目の犬用車椅子をネットで探していました。そんな時、『ヤマペット』さんのHPにたどり着いたのです。
ヤマペットさんのHPは文字だらけで、お世辞にも見やすいとは言えません💦
でもヤマペットさんの信念が強く伝わってきたのです。信頼できると確信しました。
全ての条件を満たす犬用車椅子があったかもしれない!
当時、わたしはれんちゃんが歩けるならと色々な治療をしていました。
時には県外の病院に行くこともありました。
そう、犬用車椅子の購入を考えた頃、治療費で全くお金がなかったのです。
ヤマペットさんに正直に相談
お金がないけれど、犬用車椅子を作りたい・・・。分割払いはできますか?と恐る恐る聞いたのを覚えています。
ヤマペットの山田さんは、そんなわたしにも親切に受け答えしてくださいました。
なんと犬用車椅子のレンタルがあるというではないですか!
在庫と寸法が合えばレンタル可能だという返事をいただきました。
さっそく寸法をはかることに

暴れん坊になっていたれんちゃんは、メジャーを当てただけで怒り狂いました(笑)
噛まれながら各所の寸法を測りました。
立てないけれど、立たせての採寸は本当に難しかったです。
できれば、2人組で採寸することをオススメします。
(1)尻高(直線:床から尻上まで)
(2)肩高(直線:床から肩上まで)
(3)体長(直線:前脚後ろから後脚後ろまで)
(4)胸周
(5)片腿周
(6)尻幅(直線)
(7)肩幅(直線)
(8)腹周
(9)片腕周
(10)腕幅
(11)背長(直線:首元から尻元まで)
(12)股高(床から股下まで)
ヤマペットさんは京都の会社です。
とっても連れていける距離ではなかったので、たくさんメールでのやりとりをして犬用車椅子を作っていただきました。
車椅子が完成!
れんちゃんは最初は全く歩いてくれませんでした。
ヤマペット山田さんに動画を送って装着方法について、たくさんのアドバイスをいただきました。
ヤマペットの車椅子のいいとろは、リハビリができることでした。
れんちゃんが歩けることを夢みて車椅子を使って散歩をはじめました。
ヤマペットで犬用車椅子を買ってよかった理由
- 山田さんがとても信頼できる
- 予算に合わせて車椅子を紹介してくれる←お金のないわたしにも真摯に向き合ってくれた
- 専門的な知識を持ってアドバイスしてくれる
- 車椅子を売って終わりではなく、装着から散歩まで確認してくれる
- 車椅子が軽くてとにかく丈夫
- 小回りが利く
- 調整が可能
- 転倒しにくい
- 犬の体に当たる部分すべてが柔らかい
- その後どうですか?と何度も電話をくれた←平日は仕事で電話に出れなかったけれど気持ちはとてもうれしかった
- 犬の介護について相談にのってくれる
犬用の車椅子を高額で売って売りっぱなしの業者もたくさんある中、ヤマペットさんに出会えたのは奇跡!
わたしにできることといったら、犬用の車椅子を検討しているならヤマペットさんを紹介することだけです。
ヤマペットホームページ(犬用車椅子のページに飛びます)
見積もこちらから可能です!
犬用車椅子を使うようになってからの愛犬れんちゃんの様子
車椅子1号 2012年4月購入
れんちゃんは犬用車椅子1号が出来上がってきた!
さっそく装着したけれど、戸惑って歩けないれんちゃん。
わたしが呼ぶと来てくれました。
歩いた!
この日のことは忘れません。
こんな明るい顔のれんちゃんを見たのは久しぶりのことでした。
ただ、1台目は少し重かったのです。歩いているうちに疲れてしまいました。
歩くたびに肩に金具が当たるので痛そうにすることもありました。
れんちゃんは度々ストライキを起こして、車椅子ごと抱えて家まで歩いて帰ることも度々ありました。
動画の最後で突然転倒するれんちゃん。度々転倒してしまうことがあり危険でした。
わたしは、2台目の車椅子の購入を考えるようになりました。
車椅子2号 2013年4月購入→車椅子3号購入
れんちゃんは、生涯3台の車椅子を使いました。
2号、3号はとても乗り心地がよくれんちゃんはよく歩いてくれました。
散歩に行くとれんちゃんは、「ぼく、まだまだ歩けるよ」と言って1時間も2時間も歩きました。
2台目と3台目の車椅子は、信頼のおけるヤマペットさんからの購入です。
たくさんやりとりしたりので、犬用車椅子を注文してから届くまで、届いたあとにフォローしていただいたことが強く心に残っています。
あまりにスピードをあげて歩くので、ヤマペットの山田さんに「もっとゆっくり!」と言われるぐらいでした。
ヤマペットさんの車椅子はとても軽く転倒もなく小回りが効くので、色々な場所を散歩しました。
動画では、公園の水が流れるところで遊んでいます。
れんちゃんは、散歩の後、水に入って足を冷やすのが大好きでした。
犬用車椅子をみにつけたれんちゃんは楽しそう♫


家族みんなで紅葉を見に行った。れんちゃんとってもうれしそうだった!
8年もヤマペットさんの車椅子を使用してきて、ねじが緩んだことも壊れたことも全くありませんでした。
何よりも、れんちゃんが楽しそうでまた笑ってくれたことが一番うれしかったです。
散歩ができるようになったれんちゃんは、日に日に穏やかさを取り戻していきました。
家族みんなで紅葉を見にお出かけもできたっけ。
れんちゃんは残念ながら4本足で歩くことはできませんでしたが、車椅子のおかげで楽しく外の世界を楽しむことができました。
殺伐とした我が家も再び笑顔と愛があふれる我が家に戻っていきました。
いい犬用車椅子に出会えてなかったらどうなっていたんだろう。想像もつきません。
これから犬用車椅子を買おうと思っている方に、高い値段で車椅子を購入したのに、合わなくて使えなかったなんて回り道をしてほしくありません。
『もう一度、ハッピーになった車椅子犬たちの物語』
れんちゃんは家に来て幸せだったかな。事故に遭わせてしまって本当にごめんね。
かあちゃんはリードの必要性をかあちゃんはみんなに伝えていくからね。
色々なことを教えてくれたれんちゃん。ありがとう。
かあちゃんは、すべてのペットと飼い主さんが幸せであってほしいから今できることを少しずつしていくから天国から見ていてね。
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